“MICS 低侵襲心臓手術” Category

MICS(低侵襲心臓手術)で行う人工弁置換術(人工弁を入れる手術)などでは、人工弁を心臓に縫い付ける器械が出現しています。当然ですが日本では普通に自分で縫合してノットプッシャーという器具を用いて自分で糸を結ぶのが当たり前…

ヒューストンに行ったときに行ったロボット(DaVinci)による冠動脈の吻合です(豚の心臓ですよ)。自分でいうのもなんですが、けっこう上手に縫合しています。とても見やすくて動きもなれると早くなります。実際の術野ではこんな…

最近ではMICS CABGの手術も随分と早くなり、シンプルな3枝バイパスであれば3時間前後で終了しています。そのため次のステップとして、更に積極的に動脈グラフトを使用するようにしています。いわゆる全動脈グラフト(Tota…

ヨーロッパの学術誌のICVTS (Interact Cardiovasc Thorac Surg.: 2017 May 1;24(5):696-701.)に投稿した両側内胸動脈を使用したMICS CABGの論文が掲載され…

今回ローマでISMICS(国際低侵襲心臓手術学会)が開催されました。今回は初日のMaster’s Dayで両側内胸動脈を用いたMICS CABGの講演を学会から依頼され行って来ました。現在MICS CABGは…

ロボットを用いた心臓の手術ではまだ一般的ではありませんが、徐々に広まってきています.まDaVinciというロボットが今現在 手術に使われているロボットです。このロボットでできる心臓の手術は、僧房弁や三尖弁の手術、心房中隔…

Re Evolution summitでは実際にDaVinciによるロボット手術を行ったり、新しいデバイスを用いたハンズオンがあります。もちろんMICS CABGもあります。ベテランもそうですが若い先生たちにとっても非常…

飛行機で12時間。テキサスのヒューストンのMethodist Dubakey heart and vascular centerに行ってきました。もちろん学会です。re-evolution summitといって先進的な手…

低侵襲心臓手術 (MICS)では基本的に全ての操作を小さい穴から行います。糸を結びたくても自分の指は届きません。ではどのように糸を結紮(結ぶ)かというと、ノットプッシャーという手術器具を用いて糸を正確に結びます。通常の弁…