“手術について” Category
12月1-3日は冠動脈外科学会、冠疾患学会そしてInternational coronary congressが東京で合同開催されました。私の専門分野ですからMICS CABGに関するプレゼンテーションを行ってきました。…
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36331023/ 函館五稜郭病院 心臓血管外科部長の橘一俊先生の執筆したMICS CABGの論文がINNOVATIONという雑誌に掲載されま…
心臓自体を栄養する血管である冠動脈は、冠動脈バイパス術のときに血管吻合をする部位でおおよそ1.5mm程度の太さです。もちろん縫合する冠動脈の部位によっても異なりますので正確に言うと1.0~2.5mm程度の太さです。この冠…
低侵襲心臓手術(MICS)は通常の心臓手術の延長線上にあります。特にMICSは小さい傷で行い難易度が高くなる手術といわれていますので、高い技術により通常の手術がしっかりできるからこそ次のステップのMICSが可能となります…
2012年から行っている『MICS CABG』(低侵襲冠動脈バイパス術)。現在では数多くの経験からこの手術を受ける患者さんの安全のために様々な術前の評価を行っています。その一つが造影CT検査です。特に3Dによる立体的な画…
胸腔鏡を用いた心房細動の治療法(MICS MAZE)または『胸腔鏡下肺静脈隔離術』、『胸腔鏡下左心耳切除術』、『ウルフオオツカ法』(W-O法)と言いますはこれまでもお話をいたしましたが、友愛医療センター勤務時に作成してい…
低侵襲心臓手術(MICS)には直接術野を目で見ながら手術を行い直視下手術と胸腔鏡を用いて手術を行う胸腔鏡下MICSがあります。もちろんどちらもよい手術であると確信しています。何が違うのかというと、一番は傷の大きさではない…
『ハイブリッド治療』ってご存知ですか?狭心症や心筋梗塞後の治療には、大きく分けて2つあります。1つはカテーテル治療であるステント治療(PCI)。そして2つ目が手術である冠動脈バイパス術(CABG)です。ステント治療の大き…
以前の話題として左心房には左心耳というポケットがあって、心房細動などの不整脈により、この左心耳のポケットに血栓ができてしまうと説明しましたが、そんな邪魔?な左心耳はいったい何のためにあるのかという事です。 左心耳の役割と…