心臓は心筋という筋肉でできた臓器で、収縮と拡張を繰り返し、全身に血液(酸素や栄養)を届けています。ずっと心臓が動くためには心臓自身も酸素や栄養が必要です。その血液を心臓を取り囲んでいる冠動脈という動脈から受け取っています。この冠動脈が動脈硬化によって狭まったり、つまったりして血液がうまく流れなくなった状態(虚血状態)を「虚血性心疾患」といいます。虚血性心疾患は、その病気の状態によって「狭心症」と「心筋梗塞」とに分かれます。狭心症は冠動脈が細くなって血液が流れにくくなった状態です。心筋梗塞は冠動脈が完全につまって、そこから先に血液が流れなくなった状態です。場合によっては命を落とすこともある病状です。
この狭心症や心筋梗塞の治療には心臓の筋肉に血液をしっかりと供給する治療が必要になります。代表的なものとして薬物療法、ステント治療(カテーテル治療)手術:冠動脈バイパス術(CABG)があります。
冠動脈バイパス術(CABG)は、心臓の筋肉に血液がよく流れる新しい道(迂回路)を作成します
私たち心臓外科医はこの冠動脈バイパス術を行っています。
東京ベイ浦安市川医療センター 心臓血管外科 菊地慶太
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