洛陽ではせっかくなので少し観光をしてきました。講演の直後に行ったのが天堂、明堂です。中国史上唯一の女帝、則天武后時代の明堂と天堂を再建したもので、華やかな黄金の内装でした。おそらく当時もそのようなものであったに違いありません。洛陽は唐の時代の中国の都で京都とも深いつながりがあるようです。町の雰囲気は京都と通じるものを感じました。翌日に行ったのは龍門石窟(Longmen Grottoes)です。伊河の両岸にある石窟寺院。「龍門石窟」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている観光地です。とても固い橄欖岩質を切り開きその岩盤に彫られています。最も大きい本尊、盧舎那仏の顔は、武則天の顔ですと案内していただいた洛陽中心病医院の方々から教えて頂きました。何しろ壮大なもので船に乗り対岸の石窟を見るとその規模の大きさに驚かされます。とてもいいところに行ってきました。心臓血管外科医 菊地慶太