若手心臓外科医の技術コンテストと日々の練習

コンテストというと仰々しいものですが、いわゆる日ごろの腕前を競います。みんな真剣です。攝子と折り紙でで小さな鶴を折ったり、血管吻合を行います。血管はどうするかというと、実は鴨の腸を縫って血管を作成して血管に見立てて吻合します。これはなかなかいいアイディア。格安でなおかつ実用的。若い先生たちは忙しいのに安月給。これはどの国も一緒です、ですから日々の練習はあまり高いものを使うわけにはいきません。それに何度も練習して正しい吻合の形を身に染み込ませないといけません。毎日の練習が大切です。そうういう私も若いことは糸結びの練習やティッシュペーパーを縫う練習を毎日行いました。OPCABの練習だから動いていないといけないなんてことはありません。止まっているものがしっかりと縫えることが一番重要ですよ!力を抜いて両手をいかにうまく使うかが大切なんです。だから若手の皆さん頑張って! 心臓血管外科医 菊地慶太